Under 35 Architects exhibition 2022 35歳以下の若手建築家による建築の展覧会(2022)出展作品

炎の瘡蓋/炎の琥珀 ー都市の中で新陳代謝する木の防火壁ー

「都市の中に建つ木造建築に対して、火をどう防ぎ、火を防いだ後にどうやって都市を維持し続けるか」というテーマに対する1つの提案。「火災の履歴を未来へつぐ建築」


炎の瘡蓋(ほのおのかさぶた)

局所的な火災からの復元をテーマとした作品。火災部分を掘削し、別部材による復元を試みる。ShopBotを用いて掘削を行い、漆作品による復元を行なった。復元箇所は、漆による芸術作品としては勿論、建築部材として見た場合にも仕上げ及び防耐火性能上の役割を担う。



炎の琥珀(ほのおのこはく)

火災により燃え落ちた木材転用を意図した試み。漆とレジン、固まることで強度を持つ2種類の樹脂が融合する。炭化した表面と健全な裏面の2つの表情を持った部材に生まれ変わる。家具の天板等としての再利用を想定する。

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